正福寺地蔵堂

東京で唯一の建造物の国宝。どこにあるかご存知でしょうか。

23区内にあるわけではなく、東村山市にあるのです。いっちょめいっちょめー!

家から国宝まで大体7kmくらい。謎の誇り。

こちらが国宝正福寺地蔵堂。


禅宗様仏殿の代表作の一つとされます。鎌倉の円覚寺舎利殿と規模や形式がとても良く似ています。


禅宗様とは

12世紀末、栄西による禅宗の招来とあわせて日本に伝わった建築様式が「禅宗様」。

中国から輸入された新文化であったため「唐様」とも呼ばれます。

柱や梁が細く、軒下に詰組を並べ繊細で美しいのが特徴。

軒が大きくそれていることが一番わかり易いポイント。

この地蔵堂を見た時「あれ、この感じ見たことある…?!」って思ったのですが、今年の年始に実家山口県の長府に行った時に観た「功山寺仏殿」だ!

ここも典型的な禅宗様式で国宝です。


千体地蔵堂

正福寺の地蔵堂は、千体地蔵堂とも呼ばれており、堂内には多くの小地蔵が奉納されています。

祈願する人は、この像を1体持って帰り、願いが叶ったらもう一体添えて奉納するのだそうです。

お堂の横には小地蔵が並んでいます。これ、めちゃくちゃかわいい。


都内在住で国宝建造物を見るなら東村山へ!

禅宗様の美しい建築様式は一見の価値有りですよ〜

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